日本のスーパーハーブ!スギナ

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴る月刊コラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

今回は、日本のスーパーハーブ「スギナ」のおはなしです。

カルシウムと骨の接着剤「スギナ」

スギナといえば、春に芽を出す「つくし」が成長したもので、道端や土手などでよく目にする日本のハーブになります。
スギナは、生薬名を問荊(もんけい)といい利尿作用を目的に使われますが、実は含まれている植物化学成分の「シリカ(ケイ素)」が「骨粗しょう症」対策にとても重要な役割を持っています。

女性は閉経後に骨粗しょう症になる人が多く、その理由としてエストロゲンの減少や骨の新陳代謝の低下、老化に伴うカルシウム吸収率の低下などいろいろな原因がわかっています。

加齢に伴って食物から摂るカルシウムが腸から吸収されにくくなってくると、体内のバランスを保つために必要なカルシウムは骨から溶け出したものが使われ、最終的に骨がスカスカなっていくわけです。これがいわゆる骨粗しょう症というわけです。

では、カルシウムを沢山摂ればいいか?というとそうではなく、要は摂ったカルシウムを骨にくっつける接着剤のような成分が必要になり、それがシリカ(ケイ素)といわれる成分です。

スギナは、どんなことにいいの?

スギナには、シリカやクロロフィルをはじめ、ミネラル類(カルシウム、マグネシウム、鉄、ナトリウム、カリウム、亜鉛)・ビタミン類(ビタミンB1、B2、Cなど)やアミノ酸など多くの成分を含み、ミネラルの宝庫とも言われています。

骨だけではない、私たちのカラダの多くの代謝に関わる必要な成分をたっぷり持っているというだけでも、活用したいハーブです。スギナは特長のない味になりますが、ビタミンCをたっぷり持って酸味があるローズヒップや抗酸化のお茶といわれる甘味のあるルイボスなどとブレンドすると美味しく飲んでいただけそうです。

スギナハーブティーの淹れ方

材料

  • スギナ(1回分大さじ1杯)
  • 沸かしたてのお湯 150~180cc

※スギナは、ドライハーブなら大さじ1杯、フレッシュハーブなら3倍以上の量をご使用ください。ブレンドにする場合は好みの割合で大さじ1杯になるようにしましょう。

淹れ方

  1. 最初にティーポットやカップは温めておく。
  2. ティーポットに用意しておいたスギナをいれ、熱湯をハーブに回し入れるようにやさしく注ぐ。
  3. 蓋をして、3~5分蒸らしたらできあがり。
    ※骨を丈夫にするためには、外で日光にあたり、歩くなど骨に負荷をかけるのも大事なことです。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

一般社団法人アンフュージョン 代表理事
ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。
スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。