浄血のハーブ「ネトル」で花粉症対策

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴る月刊コラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

今回は、花粉症対策にも嬉しい「ネトル」のおはなしです。

デトックスに嬉しい♪ネトル

「浄血のハーブ」と言われるネトルはドイツでは「春季療法」でデトックスに使われるハーブ。年明けのイベントの多い時期を過ぎたころ、体内に溜まった老廃物を排出するためのハーブとして有名です。
また、鉄分が不足する妊婦たちの貧血対策にも使われます。

ネトルはイラクサ科のハーブ。「刺草(イラクサ)」と書き、葉の表面に細い刺(とげ)がびっしりで素手で触るとヒスタミンの刺激で激痛が。
近年、ドイツから栄養が豊富な野菜として紹介されてから日本でも育てる農家さんが増えました。もし見かけたらむやみに触らないように気をつけましょう。

ネトルは、どんなことにいいの?

ネトルは、フラボノイド類やカリウム、ケイ素を含み、体内の老廃物や尿酸を排泄する利尿作用が強く、痛風、尿道炎などの泌尿器系の感染症に茶剤として用いられます。

さらに鉄分やビタミンC、葉酸などを含み、造血の目的で貧血に用いられ、妊婦や授乳婦にも勧められます。豊富なミネラル分が磯の風味に感じます。飲みにくい場合は日本茶とのブレンドがお薦めです。

ネトルとエルダーフラワーで 花粉症対策ブレンドティー

このブレンドティーを続けることで、アレルギー症状の軽減が期待できるという方が多くいらっしゃいます。
さらにスパイスをプラスすることで、より血行を促進し、粘膜を守ります。

材料(1杯分)

  • ネトル 大さじ1
  • エルダーフラワー 小さじ2(お好み)
  • シナモンなどお好きなスパイス 少量
  • お湯 150~180cc

作り方

  1. スパイスは予め細かく砕く、またはつぶしておく。細かくすることで成分がしっかり抽出されます。
  2. 温めておいたティーポットなどにエルダーフラワーとスパイスを投入。
  3. 熱湯を注いで3~5分ほど蒸らす。※この時「蓋(ふた)」をして香りを閉じ込める。
  4. カップに注ぐ。※最後の一滴まで注いでハーブの成分を全部飲みきってくださいね。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

一般社団法人アンフュージョン 代表理事
ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。
スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。