ハーブティーで免疫ケアしませんか?

秋のハーブティー

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴るコラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

今回は、免疫ケアに関するハーブのおはなしです。

「免疫」を意識した2020年

新型コロナの影響で、「免疫」を特に意識した一年でしたね。
これからの季節は、コロナに加え風邪やインフルエンザなどの感染症にもさらに注意が必要になります。

ハーブは文明が始まった遥か昔から、薬草として使われてきた歴史があります。
ペストなどの疫病が流行った時代は、まだ抗生物質がなかったため抗菌や抗ウィルス作用のあるハーブが大活躍しました。

「免疫」を理解して必要な対策を

免疫とは、体内に入ってきた異物を敵とみなして攻撃する仕組みの事で、免疫細胞たちがその役割を担っています。また、私たちのカラダを覆っている肌や髪の毛、それ以外の目や耳、口内などを覆う粘膜などもすべて外的から身を守るために、生まれながらに持っている免疫機能です。

ちょっとした火傷や切り傷など、放っておいてもいつの間にか治っています。それは自身が持っている免疫力や治癒力のなせるわざ。

実は「水分」もとても重要な働きをしています。体内だけでなく、肌や粘膜を潤す事で外敵であるウィルスや細菌の侵入や増殖を食い止めることができる為、これからの季節は乾燥に注意することが一番のポイントになっていきます。

もちろん加湿だけではなく、保温も大事。しっかり温めて水分補給するという点では温かいハーブティーが手っ取り早く、しかも私たちの代謝に必要なビタミンやミネラル、カラダの血流を促すフラボノイドなどがたっぷり含まれています。

保湿&保温で免疫をケアするハーブたち

お肌の水分保湿には、体内の水分保持も大きく関わります。肌は潤っている(保湿)と乾燥による炎症を抑えることが可能です。
外用では保湿目的の化粧水、内側からはハーブを活用します。

お肌のハーブといえば、ビタミンCの爆弾といわれるローズヒップです。特に炎症を起こした時にはビタミンCが多く失われるため、補給が必要です。ビタミンCのほかに、コラーゲン生成を助けてくれるフラボノイドも含まれるので保湿による免疫ケアの心強い味方です。

全般的にハーブにはフラボノイドをはじめミネラルやビタミンも豊富なので血流を促しカラダを温めてくれます。また、夕食後などに温かいハーブティーを飲んでリラックスすることで、質の良い睡眠が期待でき、健康維持に大きく役立ちますね。この場合、お好きな香りや味でチョイスされるといいですよ。
カモミールやリンデン、エルダーフラワーなどの甘味があるリラックスハーブがお薦めです。

免疫のサポーター「ハーブティンクチャ―」

ハーブティンクチャ―(チンキ剤)とは、ハーブをアルコールに漬けこんだもので、ハーブの成分がアルコールにしっかり抽出されます。

このティンクチャ―は40度数程度のウォッカやリカーなどで簡単に作ることができ、飲用だけでなく、ガークル剤、消毒液などで活用できます。エキナセアやエルダーフラワー、カモミールなどぜひ目的に応じたハーブで作ってみてくださいね。

ハーブティンクチャ―を作ってみましょう

ハーブティンクチャ―(チンキ剤)

①煮沸消毒した瓶にドライハーブを1/5程度いれる。

②ウォッカなどの蒸留酒を瓶の8分目から9分目まで注ぐ。

③2週間ほど直射日光を避けて室内で保存。一日に一回は瓶をふってハーブを馴染ませる。

④完成したら、茶こしなどで濾して瓶に移す。
※フレッシュハーブは水分を多く含むため、濃度の高いアルコールまたは少し乾燥させて漬け込みましょう。

⑤ティーとして使用する時はティースプーンに半分ほどを白湯、またはハーブティーに落とす。ガーグル剤、消毒液として使用する場合は10倍ほどに希釈して利用します。

※注意)お子さま、高齢者またアルコールに弱い方の使用には十分気をつけましょう。

素敵なハーバルライフを。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

一般社団法人アンフュージョン 代表理事
ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。
スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。

▼ひだまりハーブガーデン&スクールHP
https://hidamari-herbgarden.com