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植物化学(フィトケミカル)成分の不思議

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴るコラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

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ハーバリスト 岩橋たか子 先生
*一般社団法人アンフュージョン 代表理事
*ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。

スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。

*ひだまりハーブガーデン&スクールHP >>

今回は、「食物繊維」とハーブのおはなしです。

植物が持つ成分の意味

今回ご紹介するのは「食物繊維」を多く含むハーブたち。
ゴボウのイヌリンやジャムに使うペクチン、海藻類のフコイダンなどが代表選手です。

新型コロナウィルス感染対策で大変な状況の中、ハーブショップの店頭やネットショップなどで免疫のハーブといわれるエキナセアが売り切れるほどにハーブが注目を浴びました。実はこのエキナセアにも食物繊維である多糖類が多く含まれています。

そして、この食物繊維は「免疫」にも大きく役立っているのです。普段の食材であるオクラや山芋、納豆にモズクなどの海藻類、アロエ、またキノコ類のマイタケにも研究で注目されている多糖類である「βグルカン」が含まれています

「食物繊維」は水分を吸収して膨らむ性質があり、水に溶ける水溶性と解けない難溶性に分けられます。

水溶性は主に血管への糖の吸収を妨げたり、腸内細菌の餌になったりします。
難溶性はLDLコレステロールなど不要なものを取りこんで老廃物として糞便にして出す働きをしています。
要は老廃物を排泄し、代謝を促す、また腸内細菌を元気にする事で免疫を高めることから、食物繊維の種類によって期待できることも様々です。

食物繊維は分解・吸収されない多糖類で、とろりとしたテクスチャーを持つ粘液質とも呼ばれます。
私達にとっては、この粘液質は粘膜保護や、腸内細菌の餌になったり、老廃物を排泄するために必要な植物成分。でも植物自身がこの食物繊維を持つ理由は、光合成に必要な成分を蓄えるためなんです。

デトックスして、腸を整えるハーブたち

老廃物はため込まないことが大事。
イヌリンをたっぷり含むダンディライオンは便秘がちな方へお薦めです。イヌリンはゴボウなどにも多く含まれます。

ペクチンも水溶性食物繊維で、ハイビスカスやローズヒップなどに多く含まれていますので、ペクチン以外にもビタミンCやアントシアニンなどのフラボノイド成分なども一緒にとれてデトックスの相乗効果!

これからの季節は熱湯で淹れたティーを常温に冷まして飲んでもいいですね。
但し、冷たくしすぎると腸を冷やして免疫を落としてしまうので気をつける必要があります。

食物繊維とミネラルがたっぷりとれる超簡単「スパイスグラノラ」を作ろう!

準備するものは、自宅にあるオートミールやクルミなどのナッツ類やクコの実、レーズンなどのドライフルーツ、市販のグラノーラにこれらをトッピングするだけでも大丈夫!
ここに、シナモンやナツメグなど好みのスパイスを加えます!あとはミルク(植物性タンパク質の豆乳、ナッツミルクなどがお薦め)をかけて召し上がれ。

グラノーラ

ハーブティーも一緒だと更にカラダが喜びます!どんなウィルスにも負けないカラダ作りを普段から意識して過ごしたいですね。

素敵なハーバルライフを。

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