目の疲れにはアントシアニン色素を。

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴る月刊コラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

今回は、「疲れ目ケアに嬉しいハーブ」のおはなしです。

スマホによる目のトラブルが増えています

最近では、スマホやパソコンは日常的に使うものになりました。そして、それに比例して目のトラブルをうったえる方も多くなりました。
目の疲れは、目がかすむ、ドライアイや眼精疲労から肩こりや頭痛といった様々な症状を引き起こしますので、侮れませんよね。目が疲れている時は、眼球の裏側にある毛細血管が緊張し血流が悪くなり、酸素や栄養素が届かなくなっている状態といえます。

そんな状態を少しでも軽くしてくれるのは、アントシアニン色素です。

アントシアニンはフラボノイドの一種で色の成分。
ブルーベリーやビルベリーなどの紫色やハーブならブルーマロウの青、そしてハイビスカスの赤い色がそうです。
どれも「眼精疲労」に働きかけてくれるハーブです。その中でも、最近とくに注目されているのが青いアントシアニンを含む「バタフライピー」です。

バタフライピーとは

マメ科のハーブであるバタフライピーは熱帯気候であるタイが原産国です。

バラフライピーは根にアルカロイドやサポニンなどが含まれているため注意が必要ですが、ティーに使う部分は花になります。含有成分は何と言ってもアントシアニン(デルフィニジン)です。バタフライピーの、このアントシアニンはとても安定しているため、酸化しにくいのが特徴です。

フラボノイドや微量のたんぱく質を含み、眼精疲労やアンチエイジングを期待して飲まれるタイでは、とてもポピュラーなお茶になります。但し、ホルモン様の働きもあるので妊娠中の女性は控えた方がいいかも知れません。

「アイケア・ブレンドティー」とアレンジティー

今回は目の疲れを優しくケアしてくれるようなブレンドをご紹介します。

バタフライピーと同じアントシアニンをもつハイビスカスの赤い色とブレンドすると、水色(すいしょく)が変化してボルドー色(ワイン色)となります。また視覚のせいなのか不思議と味覚もベリー系を感じるかも知れません。

酸味を抑えたい場合は、ハイビスカスは少量使いにして、他に甘味を感じるハーブ(カモミールやエルダーフラワー、ルイボスなど)やフルーツなどを加えることで美味しくいただくことができますよ。

少しアレンジを楽しんで

アントシアニンはアルカリ性の水で鮮やかなブルーに、フルーツや炭酸、カルピスやヨーグルトなどの酸性の液体ならピンク色に変わります。
その変化を楽しむのも楽しいかも知れません。今年の暑い夏に紫外線対策にもぜひお試しくださいね。

素敵なハーバルライフを。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

一般社団法人アンフュージョン 代表理事
ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。
スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。