年末年始 胃腸の調子を整えるハーブたち

ハーブのある暮らしで、毎日に彩りを。
ハーバリスト 岩橋たか子先生が綴る月刊コラム「ハーブの庭」。
季節のハーブのおはなしやアレンジレシピなどをご紹介。

今回は、「胃腸の調子を整えるハーブ」のおはなしです。

年末年始のイベントで胃腸疲れを感じたら…

年末年始はイベント続きで、暴飲暴食による胃の疲れや不調が出やすくなります。
消化不良、胃が重い、ムカムカするなどの症状はそれぞれチョイスできるハーブがあります。胃腸のファーストチョイスといわれる「カモミール」は炎症による胃の不快感を整えてくれるハーブです。第4回のコラム「紫外線対策」でも紹介しましたが、いずれも「炎症」がキーワードです。

炎症は胃酸が出て胃壁が攻撃されて起こるもの。この炎症と同時に胃壁から粘膜を守ってくれるので、とてもお薦めです。

また、飲みすぎや食べすぎで胃が重いというときは、消化促進作用のあるペパーミントやフェンネルがお薦め。ペパーミントやフェンネルに含まれる植物化学(フィトケミカル)成分が優しく消化を促進してくれます。

いずれのハーブも精油成分が特徴ですが、胃腸の不調に重要なポイントは「リラックス」なので、ぜひ温かいハーブティーの香りを楽しみながらゆっくり召し上がってください。ハーブはお薬ではありませんが、症状がひどくなる前に意識して摂ることで十分に力を発揮してくれますよ。

胃腸の不調には温かいハーブティーを

抗炎症作用はカモミールとペパーミントに含まれるアピゲニンというフラボノイド成分。鎮静効果があるので、荒れた胃壁を優しく整えてくれます。

また、消化不良や胃の不快感にはフェンネルに含まれる甘い香りの精油成分アネトールや、ペパーミントのスッとする香りでl(エル)メントールといわれるものです。

温かいものは血管を拡張して吸収も高めてくれますので、意識してゆっくり香りとともにお飲みくださいね。

材料

  • ハーブ(1回分大さじ1杯)
  • 沸かしたてのお湯 150~180cc

※ドライハーブなら大さじ1杯、フレッシュハーブなら3倍以上の量をご使用ください。ブレンドにする場合は好みの割合で大さじ1杯になるようにしましょう。

淹れ方

  1. 最初にティーポットやカップは温めておく。
  2. ティーポットに用意しておいたスギナをいれ、熱湯をハーブに回し入れるようにやさしく注ぐ。
  3. 蓋をして、3~5分蒸らしたらできあがり。

※リラックス効果を得るためには、香りたつ温かいティーを飲むようにしてください。

この記事を書いた人

ハーバリスト 岩橋たか子 先生

一般社団法人アンフュージョン 代表理事
ひだまりハーブガーデン&スクール 代表

メディカルハーブのスペシャリストとして、ハーブの持つ植物化学成分を日常に効果的でおいしく取り入れる活動を展開。
スクールでハーブの「ティーレッスン」から資格認定講座などを開催する一方、大学や企業での栄養や健康に関するセミナーやイベントなどの講師活動も行っている。